という気持ちから知識や技術を習得していきました。
ある日の夜中に母親から
こんな電話がかかってきたんです。
「夜分に悪いね、ヒザから下がしびれて痛いのだけど、何か良くなる方法はある?」
母親は生まれながら股関節が悪く
私が子供の頃から家の中でも
杖をついて歩いている状態でした。
医師からは
「早く人工股関節にしたほうが良い」
と言われながら、手術はしたくないと
杖を付きながらの毎日。
背中も随分と曲がってきてしまいました。
(お母さん、苦労させたね・・・)
病院には通っていましたが
しびれと痛みが強くなり
我慢できずに夜中に
電話してしまったのだそうです。
それを聞いたとき私は心臓を
わしづかみにされたような
強烈な衝撃を受けました。
痛い股関節をかばいながら育ててくれた母親に恩返し、
「少しでも“しびれ”が軽くなるようにするからね」
この出来事が私の原動力となりました。
鍼(はり)、きゅう、あん摩、整体、漢方、
カイロプラクティックなど、効果があると聞けば
その治療を勉強しに出かけて次々に習得し
現在に至ります。