どんな人生にも意味がある4

我院長です。
前回の続きで、今回は「体験価値」についてです。

「体験価値」とは自然とのふれあいや、
人とのつながりの中で実現される価値のことです。

体験価値は自分一人の能力によって成し遂げられる
創造価値とは異なって、
「何か」や「誰か」との出会いによって
もたらされる価値のことです。

例えば、
真善美を味わうような体験、大自然と触れ合う体験、
誰かと愛し合う体験、他者と深く繋がり合う体験。。。。
これらの体験によって実現される価値のことです。

 

又、長く険しい登山の果てに、心洗われるような日の出を見た時。
あるいは感動で涙が止まらないような映画を観た時。
コンサートホールでゾクゾクと鳥肌の立つような音楽を聴いた時。
あるいは、初めての子供を授かり、腕に抱き上げた時。

こうした体験はすべての人の人生を豊かにして、
生きていて良かった、
生まれてきて良かったという思いを与えて
くれるものです。

そのような体験をしている最中に隣の人から
「あなたの人生に意味はありますか」と
尋ねられたとしたらどうでしょう。
即座に「当たり前じゃないですか」
と答えるはずです。

人間が体験しうる中で究極の体験価値の一つは、
やはり「愛」です。
人間は人とのつながりなくして”生きている喜び”を
感じることはできません。

フランクルは妻を想うことで苦難に耐え、
収容所の過酷な状況の中を生きしのいでいく
力を得たのです。

このようにただ、そのことを思い出すだけで、
心が豊かに満たされ、生きていて良かったと思えるような記憶。。。
それが「体験価値」です。